2018年3月24日土曜日

2つの祖母

私の中で祖母は春にいる。
それもほんのひと時の春の中だけれども。

高校に上がった春の事、行楽に行かないか、と誘われた。
祖母にしては珍しいことで
今にしてみれば想うものがあったのかもしれない。
とはいえ、どこにいくわけではない。
コンビニがまだ無かった時分のことなので
近所のスーパーで握り寿司を詰めて
少し離れた尾崎公園へ登った。

公園の桜は満開で、高台から眺める早岐の家並みが
薄く霞んでいたのはもう黄砂が飛んでいた時期だったからだろうか。
記憶というのは自分に都合がいいように修正されるものらしく
淡い美しい思い出にしたかったのかもしれない。
これが世に言う花見というものらしいと
ずっと後になって識るのである。

祖母は、名を よしの といった。
改名しているらしく
一度別の名前で届いた便りを目にしたことがある。
聞いても流されたので
祖母にとって、今でいう黒歴史だったのかもしれない。

父が亡くなって、私はもう一つの祖母に出会った。
桐の簡素な棺であった。
放蕩な父は、祖母に抱かれて逝ったのだ。
…書きながら聖母子像やピエタを想起したのだが
ちょっと父にはもったいなかったかもしれないと
思う私はきっと親不孝者なのだろう。

祖母が亡くなる前の春のこと
デイサービスでお花見に行ったそうで
楽しそうに笑っている写真が残っている。
日本を代表する花は染井姓だが
私にとっては、ちゃんと祖母がそこに居るのである。

2018年3月21日水曜日

プレイング『決戦巨大七不思議~山地に現る深海の恐怖』

●プレイング(448/450文字)

南東側から時計回りに都市伝説を攻撃
他班と連絡を取り合い
合流後にタタリガミと戦闘できるようタイミング調整

民間活動
観客に笑顔を向けつつ
「偽物の深海生物で人を驚かすなんて、そんなのひどいです。
その上、かっこ良くなるならまだしも、ちゃちいなんて……。
そんなの、シスター月子が灼滅しちゃいますよ♪」
十字架を高く掲げる

私達はB班

月子:メディック
都市伝説との戦いではヒール頻度10%
1戦闘後毎にダメージの深い仲間から順に回復をかけ
次の戦闘に備える

まず妖冷弾
氷がついたらジグザグスラッシュ
【催眠】 がついた仲間に回復

対タタリガミ戦ではヒール頻度90%
追撃をもらった仲間にエンジェリックボイス
バッドステータスがついた仲間に回復
隙を見て、その時の命中率が高いサイキックで攻撃
「アウリン、お願いね♪」

アウリン:ディフェンダー
ヒール777+キュアのふわふわハートで頑張る
生き残ることが大事なので常にヒール頻度90%

歌はパレストリーナの『Sicut Cervus』のソプラノパート
戦闘後に十字を切ってアーメンと厳かに唱える

●パフォーマンス(146/150文字)

『翼の生えたコウモリダコ』と『夢灯ユメナマコ』に会えれば嬉しいです

月子は、今回アンコウを吊るして捌く時のように
凍らせてから削ぎ切る感じでの戦闘が効果的かな
と思って参加しています
ブヨブヨのゼラチン質は、
こうでないとダメージを与えにくそうだから、ですね(笑)

シスター服でこの歌を歌えるなんて……♪